2021.03.09
- カテゴリ:
- お知らせ
Kawamura Leatherは、今後 革の在庫を増やして行きます。
- □ アーカイブ
-
- 2023.12(2)
- 2023.11(3)
- 2023.10(5)
- 2023.9(4)
- 2023.8(6)
- 2023.7(8)
- 2023.6(1)
- 2023.5(3)
- 2023.3(3)
- 2023.1(1)
- 2022.12(3)
- 2022.11(3)
- 2022.10(4)
- 2022.9(2)
- 2022.8(2)
- 2022.7(2)
- 2022.5(1)
- 2022.4(2)
- 2022.3(3)
- 2022.2(7)
- 2022.1(4)
- 2021.12(3)
- 2021.11(2)
- 2021.10(3)
- 2021.9(4)
- 2021.8(7)
- 2021.7(3)
- 2021.6(4)
- 2021.5(8)
- 2021.4(4)
- 2021.3(3)
- 2021.2(5)
- 2021.1(4)
こんにちは、iso(いそ)です。
今日は、『Kawamura Leather』がどれぐらい革を在庫しているか。 今後どれぐらい在庫していこうと考えているかについてお伝えしておこうと思います。半ば決意表明のような内容ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
その前に、今現在欠品している革について、材料屋でありながら在庫を切らしてしまっていることに申し訳ない気持ちでいます。製造の遅れや輸送の遅れもありますが、いずれにせよ作り手さんの「今欲しい」「すぐ必要」というニーズにお応えできていないことに責任を感じています。本当に申し訳ありません。
今後はしっかり供給体制を整えて、安心して利用していただける革屋、材料屋にしていきたいと考えていて、昨年の11月より買付けの量と頻度を意識的に上げました。その時に買付けた革が3月、4月、5月に続々と入荷してきます。
店舗から車で20分ぐらいの場所(東京都墨田区)にそこそこ大きな倉庫があり、店舗に置き切れない革はそこで保管していて、先月から倉庫要員として新しくスタッフを採用し、大量に入荷する革の荷受け、検品、保管や倉庫から店舗への革の移動などを専属で担ってもらうことにし、入庫から店頭やオンラインストアで販売できる状態にするところまでをスムーズに行える体制も作っていってます。
これまでは、例えば『BULGARO / ブルガロ』#Nero ブラックだと、10,000ds前後在庫していました。枚数にして約70〜80枚ぐらいでしょうか。1色だけでこの量はなかなかだと思います。ただ、イタリアのタンナーから船で直輸入している我々は、オーダーを出してから入庫するまでに3〜4ヶ月ぐらいかかります。予期せぬ大口の注文が一つ二つ入るだけで一気に品薄、欠品になってしまい、慌ててオーダーを出しても、3〜4ヶ月待つしかないという事態になるのです。3〜4ヶ月先を見越して買付けするしかないのですが、はっきりって無理なので、「在庫を積むしかない」という結論に達したわけです。
上述の『BULGARO / ブルガロ』#Nero ブラックだと、現在品薄状態なのですが、近々20,000ds入荷します。(140〜150枚前後) 更に、4月末かGW明け頃に30,000ds入荷します。もちろんのことですが、売れ筋の革とそうでない革で在庫を積む量は異なるので、全ての革、色をそれだけの量積むわけではありません。ちなみに、『BULGARO / ブルガロ』#Nero ブラックは、現在『Kawamura Leather』が取り扱う定番革の中で、最も多く在庫を積む革になります。
皆さんに覚えておいてもらいたいのは、【店舗においている在庫やオンラインストアに掲載している在庫は極一部である】ということです。特に、『BULGARO / ブルガロ』と『NEBRASKA / ネブラスカ』のキャメル、コニャック、チョコ、ブラックはよく注文をいただくので、切らさないようしっかり在庫を積もうと思っています。それ以外の革でもブラックはしっかり在庫を積んでおこうと思っています。
資金繰りの面で会社に負担をかけることになるので、「売れなかったらどうしよう…」という恐怖を抱えながら、それでも【作り手さんに安心して利用してもらいたい】との想いで供給体制を整えていってます。
イメージとしては…
出具合によって、革の色ごとに発注点を20,000ds、10,000ds、5,000dsぐらいの3パターンで設定して、在庫がその数字を下回ったら、オーダーするという流れで考えています。
建前ばかりを言っていても伝わらなければ意味がないので、本心(下心)を打ち明けると、一番はご商売でレザークラフトをされてる方の定番革に採用していただけたらと思っています。採用した定番革が欠品になると作り手さんがどれだけ苦労するかを理解しています。だから在庫を積み、切らさないよう努力します。
また、最近だと【クラウドファンディングをされる作り手さんに利用してもらえたらな】とも思っています。「サンプルを作って受注会にかけて取れた注文分だけ革を注文したい」という動きをしている企画の方にも利用してもらえたらなと思っています。【どれだけ出るか分からないけど、Kawamura Leatherが倉庫代わりになってくれるから安心】と思ってもらえるところまで供給体制を強化できたらなと思っています。
クラウドファンディングや受注会をされる前提でご利用を検討していただく場合は、連携が必要不可欠だと思いますので、事前にご相談いただければと思います。喜んで協力させていただきたいと思っています。
止むを得ず在庫を切らしてしまう場合もあるかと思いますが、できる限り欠品期間を短くできるよう努めます。また、新しく始める革や新しく加えた色は適正在庫を見極めるまでに時間がかかる場合があり、欠品してしまう可能性があります。早急に安定供給できるよう努めますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。