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私のイタリアタンナーでっち時代VOL.2 ピッド鞣し

2021.03.31

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私のイタリアタンナーでっち時代VOL.2 ピッド鞣し

2021.03.31
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私のイタリアタンナーでっち時代VOL.2 ピッド鞣し

2021.03.31

オーナーのカワムラです。いつもご利用また誠にありがとうございます。

緊急事態宣言が明けて、まだまだ感染者の数も下がり切っておらず不安な毎日ですが、店舗は出来る予防を全てさせていただいて対応させていただいておりますので

無理のない限りで是非お越しくださいませ。皆様からの温かいお言葉を頂戴して弊社も元気に前向きにやっていきたいと思います。

 

第二回にないります私のイタリアタンナーでっち時代です

前回のブログご覧になっていない方はお時間あれば是非よろしくお願い致します

https://kawamuraleather.jp/post-20210226-3419

 

GI社Tommasoとの振り返り、原皮については北欧の方が飼育方法が清潔であり質がよい。ただっちょと薄いのでどうしても紳士革底用(5.0-5.5㎜)だとフランスの原皮30㎏UPになる

イタリアでは本来、ショルダーとベンズを用途によってわけて使うので日本のような半歳は殆どない。しかし、馬具向けのはベリーおとしので半歳をつくっているとのことでした

 

なるほど勉強になるなー

 

因みにカット職人さんの工賃はどうなっているの?と聞くと

トマーソ「一枚1.4€で4人でやったらそれをシェアする感じだね、1日750枚くらいカットするよ」

そうすると一人の実入りは約2万円/日くらいか。いずれにせよ毎日30㎏アラウンドの原皮を持ち上げ無言でカットしていくこの職人集団

 

かっこえええええーーーー

 

さて今回は少しだけピット鞣しになっていきます

本当はスプレッド(毛抜き後の)がとても迫力あるですが写真がなかったのですいません

第一段階として毛抜きや前鞣しはドラムで行いPHを調整した原皮は真っ白。ここの前鞣しはとても重要ですねはー話すと長くなるので今回は割愛します

 

GI社はサンタクローチェ内でも最大級の工場ですのでとりあえず広い

手前の太鼓は高さ3階くらいかな、それが五台巨大なのがありそこで、毛抜き前鞣し後ろにはピットが140層以上もあります4種類のバーコーとhotpitがあって底革をつくってます

その横にも太鼓が10台くらいあって、追加のタンニンと脂をいれる作業、そして乾燥と、、、、、、

 

 

 

説明していても長いプロセスを彼らはやってます。

纏めると

毛抜き前鞣し後、 30~45daysはPITに入り、そのあとはドラムで追加タンニンを3days、澁吐きで1day、乾燥1週間ということで

最低でも60daysはかかるとのことです。すごい手間暇かかっているし、この規模で商品まわしていくのお金もかかるよね、、、、(すぐお金の話!!!コラ)

トマーソと話したところ、過去30社くらいあった本底用タンナーも今は9社とのこと(この間はベルギーのヘルメス関連のタンナーも本底はやめてしまったし)

お金がもちろんかかることと、女性の高級ライン以外ではゴム底にシフトしてきているからだそうです。

確かにレディースのいわゆるブランドの靴って大抵革底!!なんでなんでしょう。文化なのかな、高級感からなのかな。。

いずれにせよ、本当このようなトラディショナルなタンナーが残ってほしいものです。

 

 

ピットの深さも3mくらいあって、落ちたらやばいっすよ

ピッドでは4種類のタンニン濃度を使い分けて鞣しています。タンニンの濃さをボーメという単位で行うのですが、ボーメ7,9,12,14とあってそのあと42度のホットピットにいきます

(すいませんボーメは細かい事忘れてしまいました、、要は手間暇かかっているって事)

すごいのはタンニン水は全て循環されていて、リタンニングの排水をそのままピットに循環して使っているんです!

うーん言葉にするとあまり伝わらないですが、要はお風呂のお湯を確り洗濯で使っているってことですね!!(爆 失礼なたとえ)

いや冗談だけでなくこれって本当に必要なことで、水をどれだけ無駄にせず、革をつくるのは大きな課題なんですよ。

太鼓からピッドに循環システムができているのは本当に驚きました。循環しているのでとてもアップサイクルです

 

 

鞣しの中で豆知識ですが最終工程の鞣し方、ホットピッドでわかりますか?底革ではケブラチョやチェストナットのタンニンを多く使うのがヒントです。

 

 

 

そうこれでわかった貴方!!!是非我社で一緒に仕事をしましょう!!!(笑い)鞣しの世界が待っています

正解は縮合型のチェストナット等のタンニンは水にとけずにお湯にしか溶けないから温度の高いお湯で鞣すことです。

 

想像してください、雨の日に革底でタンニンが水で流出してしまったら嫌ですよね歩いた後が赤茶色になって、革底は白く生革にもどっていくの。

分散型タンニンのミモサだとそんなタンニンがでてしまう問題にもなるので、最後は温水でチェストナットを中心としたピッドで鞣すことで水にぬれてもタンニンが離れないで

製品となっています。っていうことはお湯につけると縮合型タンニンも外れてしまうのって話になりますが理論的には結合が外れます。ですので是非革はお湯につけないでください。

ピッド鞣しっていうのも見た目は昔と一緒ですけど確り化学が入っています。鞣しはアートであり化学ですね。

 

 

 

長くなりましたのでまた来月に続きます。

毎日重い原皮を放り投げて体を動かした自分への褒美はこれですフィオレンティーナステーキと赤ワイン!!!!!!!!

今でも私の大好物です。向こうのワインって庶民の飲みものでボトルでも5€以下は普通です。しかもそれでめちゃうまいんですよね(日本に来るには防腐剤はいるので、、、)

まずはビールとならずワインを飲むのはコスパ考えても必然です。私もなにも気にせずワインを飲む毎日。日本にいるときのようにチビチビはのみません

因みにこのステーキも20€くらいで激安。でもこんな食べ物ばかり食べていたら体臭が変わっていたかもしれまんね、、、

サンタクローチェ内には洒落たレストランが一つしかなくて、金曜の夜そこにくる時には皆ドレスアップして6時から7時半くらいはカンパリを飲みます。

夜は長い長い朝も早い早い。この人たちはいつ寝てるんだろうと本当に思います

 

 

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