KAWAMURA LEATHER

2019.06.23

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そもそもKAWAMURA LEATHERオープンのきっかけ

オーナーの洋一郎です。

そもそもなんで「KAWAMURA LEATHER」をオープンしたかというお話を今回させて頂きます。

長くなりますがすいません。

※今回は文章のみです(笑)。

 

母体である川村通商㈱という革の販売をしているファミリー企業に、28歳の時に正式に入社しました。

それまで金融業界にいたので、革の販売なんて当然右も左もわかりませんでした。

モノ作りの職人さんが顧客さまなので、まずは自分でモノをつくって最低限の気持ちを

わかってみようということで兵庫県皮革大学というところに入学しました。

そこで「革の鞣し」「鞄・鞄作り」を一通り行い卒業させていただきました。

 

でも、モノ作りのプロセスを通じて当時感じた事は、商品が出来てい嬉しいというのもあったけど何よりも、

プロセスが楽しかった!

 

小学生時代のミニ四駆作っていた集中というか、

最近ではキングダムを一気読みしているときの気分というか、、、

久しぶりにこういう集中して余計な事を考えない没頭した気持ちになれました。

 

あーこういう集中と緩和の連続が続くモノ作りって商品が出来た嬉しさもあるけどそのプロセスが

「心」にもいいんだなーと思いました。一種のトランス状態というか没頭状態ですね。

その後ググったら海外ではモノ作りの作業は一種の「薬」といわれているみたいです。

 

その時思ったんですよね、私もこんな機会がなかったからした事なかったけど皆もやったらいいのに。

でも、めっちゃむずくて敷居高いし、先生いるし設備もいるし、、、

これが私の原体験の一件目です。取敢えず、モノ作りって「心」にも良いっていうことを気づきました。

 

二点目は、この皮革業界があまりにも購買体験の敷居が高いってことです。入社後、

せっせせっせと革の営業をしてたんですけど、とりあえず塩対応なんですよこの業界。

 

例えると時価のお寿司屋さんみたいで、値段はださないし、商品もどうやって調達しているか不明だし、

顧客が革知っているかとかテストするみたいな。結論、正直、買う人の購買量で値段って決まるんですよね。

常連には美味しいモノだして、常連以外にはそれ以外のものを出すみたいな(お寿司屋さんすいません)。

 

私の会社は幸いにもこの業界に長く所属していて、スイートに対応してもらい営業もしていました。

本当、それは大変稀な事であり、折角モノ作りしたい人が多いのに、情報も商品も手に届きにくい状態。

 

私は、当時少しでもオープンに適正価格で革を販売しておきたいなと思ったのを覚えております。

その二つの原体験が入社後あったのですが、その後様々な経験や人との出会いでオープンしました。

 

このお店が少しでも多くのクラフトマンに適正価格で、素材を調達する事を可能にし、

ワークスペースで効率よく作業して、一円でも多く稼いでもらいモノ作りで食っていける人が増え、

この場がわちゃわちゃすることを目標にがんばります。

 

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