KAWAMURA LEATHER

2021.05.27

カテゴリ:
オーナーブログ

私のイタリアタンナーでっち時代VOL3

ちょっと間が空いてしまいましたオーナーのカワムラです。GWもあり少したってしまいました。皆様よいGWはすごされましたか?

私は実家に行き、娘と公園で毎日遊んでいて公園で大人気になっていました(そして日焼けもしました)。

KAWAMURA LEATHERでは本来緊急事態宣言がなければTLF(東京レザーフェア)と合わせてイベントをやりたいと言っていたのですが

中々、動けない状況が続いていました。また緊急事態宣言が終わり、今よりは通常に戻った際にまたイベントができればと思っています。

 

前回まではイタリアタンナー(コンチェリア)で私自身が鞣し作業をやっていたお話を振り返りますが最後仕上げと加工まで今回はお話させてもらえればと思います

Conceria Gi -Elle -Emmeは革底専門のタンナーであってその規模はサンタクローチェ最大級です。歴史も長い会社で原皮や鞣し薬品も系列企業にあるという

サンタクローチェのドンです 笑 冗談でなく本当に由緒正しい一家です。

 

仕上げについては靴底なので、顔料仕上げ+強度があるというのが一番のポイント。皆様の好きな染料仕上げでなくて申し訳ございません。

ロールコーターと乾燥というところできた商品は下の写真です。殆どがレディース向けの市場なのでカラフルなものやシーズンせいがあります。

因みになんですが、日本ではレディースのパンプスって殆ど革底がないのですが向こうのトップブランドの靴って殆どと言っていいほど革底です。なんでなんですかね文化の違いなのかな?

室内で履くことが意識されているんですかね?誰か知っていたら教えてください。

 

 

当時、私も某ルブタンレッドを作っていました多分2万足分くらいは私の作業で流通しているはず 笑。タンナーだけでなく自動裁断機のある裁断工場まで併設されています。日本では殆どタンナーが裁断することはないですが、どんどんイタリア国内でも商売厳しいので提供価値をひろげていかなかならんすね、、、私たちも変わらないと!!

今GI社は某ルブタンや某ヘルメス向けが殆ど。我社はそれの等級下のものをわけてもらっています。

向こうで暮らしていると本当にトップブランドの商品をゴロゴロ普通に作っているので日本でのモノづくりとの感覚とは結構違う印象ですね

 

 

最後に滞在している間に、ファッションウィークの一コマでフェラガモ主催の革底盛り上げる会?(名前ダサすぎて申し訳ない 汗)が

ミラノのDOMO前でやる機会があって、GIのオーナーの息子と一緒に会の設営やらなんやらもやりました。

ファッションに疎い私ですが(GIのオーナーの息子は私から見てもファッションにもっと疎い!いつもデニムとポロシャツ)こんなきらびやかな会に参加させてもらって光栄でした。ファッション関係者ならのどから手がでるくらい価値があるものだと思うのですが、、、役得ですね。フェラガモ婦人も遠くで見ました。いつになったらワクチン打って皆様をイタリアにご招待できるのか、、、空いたら楽しみにしてください!私の人脈や経験は惜しみなくお客様にシェアしたいと思いますので、こうご期待!!

(もし世界を見てみたいという人がいたらいつでも我社ノックしにきてください。世界でトップレベルの材料が目の前にあります)

 

次回はまた、イタリア滞在していた時の別の話をさせてもらえればと思います

 

ありがとうございます引き続きKAWAMURA LEATHERをよろしくお願い致します

 

RELATED POST

関連記事