La Perla Azzurraについて Vol.2
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洋一郎です。
前回の続きとなります。
ラ・ペルラ・アズーラ!最近では日本でも認知度がどんどんあがってきてるタンナーです。
アラスカ、アマゾニア、ミッスーリ、クラスト、ダコタ様々な魅力的な商品を出しているタンナーです。
店舗ではアラスカ、アマゾニア、クラストを常時取り扱っております。
名前の由来はパールからきてます。
会社のロゴマークにもパールが付いていて、イタリアのサンタクローチェでは珍しい動物系以外の海にまつわる社名。
オーナーのマッシモ、営業がアンドレアという2人でいつも対応してくれます。
こちらは先日、日本に来日された時に店舗へ来店された時の様子です。
左が営業のアンドレア、真ん中が私、右がオーナーのマッシモです。
アンドレアは来日した時、天ぷらですら一つ一つ「これはなんという食べ物だ?」と聞く謂わゆる
保守的イタリア人です。可愛い奴です。
逆にオーナーのマッシモは何でも食べる興味心がとっても強い。天ぷらの時もお新香までガツガツ食べてました。
食事一つとっても、タイプの違う2人で良いコンビです。
アズーラの特徴はこのマッシモの性格からも新しい事が大好き!挑戦といったマインドが伝わってきます。
⇑アズーラのタンナー内。
ドラムが幾つも並んでいます。
ラペラアズーラはショルダーを中心とした原皮からタンニン鞣しだけを行なってます。
サンタクローチェはタンニン鞣しが多いです。
特徴的な事は、バケッタ(脂)ですね。ここも魚油等も使ってるみたいです。
匂いも特徴的になるので、革の匂いをかぐたびアズーラだ、、という気持ちになります 笑
後は色出し。ここが上手ですね。
歴史や規模からの背景からみても、サンタクローチェの老舗と呼ばれるタンナーではありませんが、
それが逆に新しい事を挑戦続けてくれます。毎回新しい商品色出し、本当に頑張ってくれます。
イタリアではよく老舗タンナーを[クラシック]と総称しますが、このタンナーは[ファンタジー]と
イタリアタンナーの身内にも呼ばれています。
我が店舗で取り扱っているロスティバーレは謂わゆるクラシック。いいも、悪いも同じ作業、
同じ商品を作り続けてます。(それだけ定番が売れてるという事ですが)
マッシモが先代から受け継いで変えた事は、小口販売をすること!それと、メーカー直接の販売を増やすことです。
小口販売は5枚からでも作ってくれます。これは規模の大きく在庫も大量にあるタンナーでは出来る事ですが、
この小規模のタンナーでは中々出来ないことです。
また、日本のイタリア大使館で展示会を行う事もこの3年くらい続けているので、これもとても立派!
継続は力なりですね。
2部にわたりお伝え致しましたが如何でしたでしょうか?
マニアックなお話ではありましたが少しでもご興味を持って頂けたら幸いです!
更新頻度は多くはないですがまた違った形でご提供出来ればなと思います。