La Perla Azzurraについて Vol.1
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洋一郎です。
前回のブログから日が経ちましたが、会社の事を以前に説明させていただきましたが今回は工場です。
2部にわたりご紹介致します。
サンタクローチェの村中にあります
La Perla Azzurra
あっ念のためですが、サンタクローチェという街もご紹介しておきます。
フィレンツェから西に80キロくらいいった、アルノ川沿いの小さな街です。イタリアの革の集積地帯の一つで、
街中にところかしことタンナーがあり、匂い、空気感も独特のものになります。
私も3週間くらい働いて住んでました。バーとかスーパーに行ったら全員知り合い。まぁそのレベルのコジンマリした街です。
サンタクローチェは過去は皆貧しい農家だったのですが、第二次世界大戦でドイツから沢山の皮革技術や
設備が入ってこの街ができました。
イタリアフィレンツェでは皆様の認識されている中世からの皮革と、比較的に近代になってからのドイツから来た
皮革が相まって イタリア=皮革のイメージになってると認識しています。
厳密に言えばドイツからの技術をラテン系の人がオシャレにしたという事であり歴史でいったら
日本とイタリアは余り変わりません。
ラ・ペルラ・アズーラはショルダーを中心とした原皮からタンニン鞣しだけを行なってます。
サンタクローチェはタンニン鞣しが多いです。
⇑アズーラの工場内の様子
大まかに数種類の鞣し染色まで下地で置いて、その後仕上げは注文ごとの少ロッドで行います。
良い意味でも悪い意味でも上記の理由よりロッド毎にブレます。
それが味でありやり甲斐があるという職人さんのファンも多いです。
追加特徴的な事は、バケッタ(脂)ですね。ここも魚油等も使ってるみたいです。
匂いも特徴的になるので、革の匂いをかぐたびアズーラだ、、という気持ちになります 笑
後は色出し。ここが上手ですね。
工場では未だにマッシモの親父(前社長)が現場で働いてます。いつまでたっても現場が好きなのは
クラフトマンであれば一緒ですね。
そんな、アズーラの個性たっぷりの革を引き続きよろしくお願い致します。
次回も引き続きアズーラのブログをお送りいたしますのでお楽しみに!