2021.01.24
- カテゴリ:
- レザー
プルアップがスゴい!『AMAZZONIA / アマゾニア』に新色が仲間入りしました。
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こんにちは、iso(いそ)です。
現在『Kawamura Leather』では、取扱革の色数を増やす方向で進んでいて、昨年の秋ぐらいからちょこちょこと増やして行ってます。
1種類の革に対して、最低でも10色ぐらいは揃えておかないと、いくら革質が良かったとしても作り手さんに「使ってみよう」と思ってもらえないという持論を持っているので、今後はしっかり色数を揃えて、在庫して、安定供給できるよう体制を整えて行こうと思ってます。
そんなこんなで、『AMAZZONIA / アマゾニア』の新色の紹介です。
『AMAZZONIA / アマゾニア』の新色
オイルとワックスによるプルアップ(色化け)とモッチリとした触感が特徴の『AMAZZONIA / アマゾニア』に新色を追加しました。(余談ですが、当店の取扱革の中で最もモッチリ感を感じてもらえる革だと思います)
新たに追加したのは下記の6色。
▶︎『AMAZZONIA / アマゾニア』#AZ-04 ワイン
▶︎『AMAZZONIA / アマゾニア』#AZ-18 ネイビー
▶︎『AMAZZONIA / アマゾニア』#AZ-10 グリーン
▶︎『AMAZZONIA / アマゾニア』#AZ-16 グレー
▶︎『AMAZZONIA / アマゾニア』#AZ-K6 ダークブラウン
▶︎『AMAZZONIA / アマゾニア』#AZ-05 オリーブ
初動としては、ワインとグリーンが人気です。鮮やかな色味をしてるので目を引きますよね。
次いでオリーブとグレーが人気ですが、今回のロットでは、オリーブに緑味が少なくグレーとオリーブが似たような色で入ってきたんです T T 色ブレの範疇だとは思うのですが、今後もこういうことが起こると思うと、オリーブは今回で終了にするかもしれません。(まだ分からないけど)
ネイビーとダークブラウンはまだ動きがないけど、どちらも渋い色でカッコイイので、その内動き出すだろうと思っています。
『AMAZZONIA / アマゾニア』の魅力である プルアップ について
銀面を山折りにしてグッと摘むと、中の淡い色が顔を出す。このプルアップ(色化け)が『AMAZZONIA / アマゾニア』の最大の魅力です。
プルアップは、下地染色した革の表面にオイルとワックスで「濡れ色」を作り、中の「乾いた色」との差が色化けの素となります。あとは、革の銀面を山折りにすることで、濡れ色が伸びて(分散して)下の乾いた色が顔を出すというカラクリです。
ただし、ブラックは色化けしません。濡れても乾いてても黒は黒ってことですね。
色化けしないからブラックはあまり売れないかなと思いきや、先月と今月はブラックが一番売れてます笑
独特のモッチリ感もこの革が選ばれている大きな要因だってことですね。
『AMAZZONIA / アマゾニア』の色ブレについて
ここでポイントとなるのが、プルアップする革は「下地染色のみで仕上げ染色をしない」という点です。革はドラムによる下地染色とスプレーによる仕上げ染色の2段階で目的の色に着地させるのがベーシックですが、プルアップレザーの場合は、「下地染色+オイルとワックスで濡れ色を作る」で目的の色に着地させることになり、これがなかなかの難易度なんだと思います。
それに加えて、この革を製造する La Perla Azzurra / ラ・ペルラ・アッズーラ社は、この『AMAZZONIA / アマゾニア』や『ALASKA / アラスカ』など筆頭にアーティスティックで面白い革を作る反面、安定性にやや欠けるという傾向もあります。
「安定性に欠ける」と聞くと悪い印象になってしまう思いますが、確かにロットによては「あちゃー」ってなることもありますが、震えるほどいい時もあって、企画量産品に使われる素材として採用される可能性が低い分、そういう素材を使うことが自動的に差別化になるという考え方もできると思っていますし、そういう作り手さんが使ってくれるから当店でも定番で扱い続け、色数を増やしている現状があります。
まとまりのない文章になってしまいましたが、『AMAZZONIA / アマゾニア』は(『ALASKA / アラスカ』も)色ブレしやすい革だということを認識した上で使用していただけるとありがたいです。
『AMAZZONIA / アマゾニア』のお試しサイズも用意できました。
レザースワッチ(カット見本)も用意ができました。
まだ商品画像は5色の時のままですが、A4、A3サイズも新色選べるようになってます。
この機会にお試しいただけたら嬉しいです。