Lo Stivale ロ・スティヴァーレ
伝統と革新が調和する、
イタリア最高峰のタンナー
Lo Stivale
(ロ・スティバーレ)
1958年の創業以来、イタリアのトスカーナ州サンタ・クローチェ・スッラルノ地区にて、
伝統的なバケッタ製法で上質な革を作り続けている老舗タンナーです。
タンニン革の御三家として業界でも高い評価を得ており、品質と安定性に定評があります。
匠の技を継承する職人集団
Lo Stivaleは1958年にDuilio Caponi(通称Faloppa)によってトスカーナ州サンタクローチェ・スッラルノ地区で設立されたバケッタレザーのみを扱う職人集団です。バケッタ製法において最も重要な「脂」は全て天然の脂を社内でブレンドしており、使用される魚油を水揚げされる港まで限定するという徹底ぶりは比類なきものです。奇抜さや目を引くような商品を打ち出すのではなく、スタンダードでクラシックな商品に定評があるタンナーとして、伝統の魚油を中心とした脂をバケッタ製法で変わらぬ品質の商品を作り続けています。専用の乾燥室を使用し、丁寧な作業工程を経て仕上げられる革は、見た目はシンプルながら、触れてみると分かる使いやすさと高い品質が特徴です。
Lo Stivaleの革の特徴
トスカーナの伝統的なバケッタ製法で製造されるLo Stivaleの革は、温かみを感じるしっとりとした手触りが特徴です。革製品として使い込むことで少しずつ艶が増し、味わい深い色に変化する経年変化を愉しめる革です。Lo Stivaleのつくる革は重厚感と深みのある表情を持ち、優れた耐久性と経年変化の美しさから、製品となった後も長く愛用できる一生涯の逸品となります。
環境への配慮
Lo Stivaleはイタリア植物タンニンなめし革協会に所属しており、同協会のマニフェストを遵守し、伝統製法を守りながら上質な植物タンニン鞣し革を主にEU圏に向けて供給し続けています。2023年にはLeather Working Group(LWG)のシルバー認定を取得し、2015年には環境マネジメントに関する国際規格ISO 14001認証を取得するなど、地球環境に配慮しながら高品質な革の製造を行っています。
製品ラインナップ
KAWAMURA LEATHERでは、Lo Stivaleのクラシカルな革の品質と安定性を重視し、その象徴となる『BULGARO / ブルガロ』、『NEBRASKA / ネブラスカ』を主軸に、様々な種類の革を取り揃えております。革の厚み、色合い、質感などお客様のご要望に合わせた革をご提供いたします。
関連商品
BULGARO / ブルガロ
比較的硬めの革ですが、しっかりオイルが効いているので「コシはあるけど、程よくしなやか」という印象を持ってもらえると思います。 銀面はキメが細かく、染料仕上げによる自然な色ムラがあるため、上品で味わい深い作品を作られる時にお勧めしたい革です。 物性としては、植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。 また、裏処理加工を施していて、革をプレスしているのでさらに繊維が詰まり、コバを磨いて仕上げるのに非常に適した革となっています。
- イタリア
- タンニン革
- 110〜160ds前後
- ショルダー
- 1.6mm〜1.8mm
- 定番14色
¥23,000円(平均)
NEBRASKA / ネブラスカ
イタリアのトスカーナ州サンタ・クローチェ・スッラルノ地区にあるLo Stivale社が製造する、天然のシボが特徴のスタンダードなショルダー革です。 同社が製造する『BULGARO / ブルガロ』のシュリンクタイプと思っていただけたらと思うのですが、異なる点が2点。1点目は、裏処理加工が施されてない。2点目は、シュリンク(シボ出し)加工により、銀面に摩擦が起こるため、革素材の時点でほんの少し自然なツヤ感を宿しています。 物性としては、植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。 また、天然のシボ出し加工をしてるのとオイルが効いてる分やや柔らかめの質感ではありますが、コバを磨いて仕上げることが可能ですし、芯通し染めになっているので、裁断した断面(コバ)にも色が入っています。
- イタリア
- タンニン革
- 110〜160ds前後
- ショルダー
- 2.0mm〜2.2mm
- 定番14色
¥23,000円(平均)
TENDER / テンダー
原皮にブルハイド(雄牛の皮)を使用したスムースな表面と厚みが魅力のショルダー革です。 ブルハイド(雄牛の皮)はショルダー部分が極めて厚く、線維組織が粗剛という特徴があり、バケッタ製法によりしっかりオイルが効いているので重厚でもっちりとした印象を持ってもらえる仕上がりとなっています。 ブルハイドと聞くと革の銀面は荒々しいイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、『TENDER / テンダー』はキメが細かく、染料仕上げによる自然な色ムラがあるため、上品で味わい深い作品を作られる際にもおすすめできる仕上がりとなっています。 また、裏処理加工を施していて、革をプレスしているのでさらに繊維が詰まり、コバを磨いて仕上げるのに非常に適した革となっています。
- イタリア
- 植物タンニン鞣し
- 100~180ds前後(平均:140ds前後)
- ショルダー
- 3.4~3.6mm前後
- 全10色
¥26,500円(平均)
REVERSO / リベルソ
面を表面としても使えるように仕立てられたショルダー革です。 Lo Stivale社が製造する『NEBRASKA / ネブラスカ』と類似する革にはなりますが、特殊裏処理加工により床面の張りが出て、『NEBRASKA / ネブラスカ』よりもハリ・コシのある仕上がりとなっています。 物性としては、植物タンニン鞣しで染料仕上げ、バケッタ製法によりオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。 コバを磨いて仕上げることが可能ですし、芯通し染めになっているので、裁断した断面(コバ)にも色が入っています。
- 植物タンニン鞣し
¥19,500円(平均)
TANNERS タンナー 一覧
イタリアの伝統的な革づくりを支えるタンナーたち。
KAWAMURA LEATHERでは、現地で直接対話し、品質と理念に共感できるタンナーからのみ革を仕入れています。
ここでは、私たちが選び抜いた信頼のパートナーをご紹介します。